軽貨物(黒ナンバー軽バン)の開業費・月額維持費・燃費などまとめ【費用を劇的に下げるコツも公開中】
軽貨物ドライバーとして独立・開業する場合、どのくらいのコストがかかるのでしょうか。
開業後もガソリン代など月々の経費がかかります。
開業資金や経費が高いと、せっかく多くの収入を得られても手取りが少なくなってしまいます。
本記事では、「軽貨物配送業の開業費や毎月の維持費・経費がどのくらいかかるか」をまとめました。
あわせて、費用を下げるコツも紹介しています。
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軽貨物ドライバーとして独立するための開業費は?
軽貨物ドライバーの開業費は50万円~250万円程度とされています。
この開業費の大半は車両代です。
車両をどのように調達するか(新車、中古車、リースなど)によって、開業費用は大きく変わります。
その他、配送業務で必要な台車などの備品、荷物を安全に運ぶためのラッシングベルトなども必要です。
1.車両費
開業費の大半を占めるのが車両費です。
新車の軽バンは110万円~150万円が目安で、ホンダN-VANでは4WD+架装(カスタム)すれば200万円前後もします。
中古の軽バンを選ぶ場合には、5年5万キロ走行を目安に選ぶと60万円前後でおさまるでしょう。
10万円くらいで売られている軽バンもありますが、外装や内装のダメージや修復歴を考えると、購入後の故障リスクが高いため避けた方が無難です。
しかし、気合を入れて新車を購入しても、独立・開業が上手くいかずすぐにやめてしまう可能性もあります。
こういったリスクを最小限におさえるには、中古車リースがベストでしょう。
弊社の軽バンリースなら3ヶ月~契約できるため、気軽に独立に向けたチャレンジができます。
【注意】
同じリースでも新車の場合は違約金が発生するケースがあります。
審査の難易度や違約金を考えると中古車リースの方が低リスクです。
※弊社は独自審査を行っており審査には柔軟に対応できます!
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- 審査がやさしい、はやい
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【補足】自家用車はそのまま使えないの?
自家用軽乗用車を黒ナンバー登録することができます※。
※法改正により、リヤシートを取り払っての構造変更および検査は不要となりました。
しかし、構造変更を行わなければ、十分な積載量を実現することができません。
また、そのような手間をかけたとしても、自家用車の最大積載量は200kg程度に留まります。
これではアマゾンフレックス最大積載量基準である350kgを上回れません。
手間がかかる割に軽配送車として使えないリスクがあるため、自家用車の改造はあまり現実的ではありません。
■参考:一般軽自動車を事業用軽バン(黒ナンバー)に用途変更して使える?メリット・デメリットあ後部座席の改造について解説。
2.黒ナンバー取得代
自分ですべて行う場合、トータルで2,000~3,000円ほど費用がかかります。
- ナンバープレート代:約1,500円
- 車庫証明届:約500円
- 住民票や印鑑証明書:約500円
行政書士に依頼する場合、手間はかかりませんが5万円程度の費用がかかります。
3.保険料
軽貨物ドライバーが負担する保険料には、自賠責保険料、任意の自動車保険料、運送業者貨物賠償責任保険料があります。
自賠責保険は、車の車検とセットであることから感覚として車両代の一部に近いです。
実質的な保険料は、任意保険と貨物保険の2つ分です。
任意保険は「任意」と名前がついていますが、これに加入しなければ業務委託契約を結べないため必ず加入しなければいけません。
貨物保険は、荷物に損害を与えてしまったときに補償を受けられる保険で、個人で加入する個別方式と委託先の会社が加入する包括方式があります。
■参考:黒ナンバー軽貨物に任意保険は絶対加入必須!保険料・事故例などのまとめ
4.備品代
効率よく配送業務を行うためには、台車や軍手などの備品が必要です。
不在表の記入やメモの際には筆記具も必要になります。
■参考:軽貨物配送におすすめ!買ってよかった台車・便利グッズ5+10選紹介!
開業費用を劇的に下げる方法
【結論】費用とリスクを極限までおさえて開業するには「軽バンリース」の利用がおすすめです!
軽バンリースなら新車リースと異なり、審査もやさしく短期解約での違約金もかからないケースがほとんどです。
月々のリース料も車両購入時より安くすむため、手元にお金がなくても開業できます。
仮にやってみてダメだった場合も、車両購入と異なりローンが残るリスクもありません。
弊社の軽バンリースならすでに黒ナンバー取得済みの軽バンを3ヶ月~貸し出します!
※弊社の審査は「独自審査」です!審査に自信がない方もまずはご相談ください。
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軽貨物配送業の月額維持費(経費)
毎月必ずかかる費用は事前にしっかり把握しておきましょう。
報酬額が高額でも月額維持費(経費)が高ければ手取りは少なくなります。
1.燃料費
軽バンを走らせるにはレギュラーガソリンが必要です。
レギュラーガソリンの1L当たりの価格は約170円(2023年8月時点)です。
軽バンのAT車の場合、実燃費は11~14km/Lとなります。
▼14km/Lで計算した時の燃料費
- 1日50キロ走行(25日稼働):約15,200円/月
- 1日150キロ走行(25日稼働):約45,500円/月
2.保険料
黒ナンバーつき軽バンの任意保険料は、新規加入6等級で月々12,000円~15,000円が目安です。
年間では約15万円必要になります。
軽バンの任意保険料は、無事故で翌年1等級アップし割引され安くなりますが、乗用車のように年齢による区割りはありません。
荷扱い中に荷物に損害を与えてしまった場合に補償される貨物保険は、損保会社によってさまざまですが、年間25万円程度(月額2万円強)です。
個人で加入するか、委託先で加入しているかによって負担する金額に差が出ます。
3.オイル交換
軽バンの代表車種であるスズキエブリイ、ダイハツハイゼットカーゴ(OEM車含む)のオイルは5W-30の規格で安価に交換できます。
1回のオイル交換費用は2,500円前後、2回に1回はオイルフィルター(エレメント)も交換しましょう。
その場合はプラス1,000円が目安です。
1日の走行距離平均が150キロの場合、3ヶ月では1万キロを超えてしまいますので、2ヶ月に1度のオイル交換をおすすめします。
1日に50キロ前後しか走らない場合でも、半年に1度交換しましょう。
ホンダN-VANのオイルは0W-20になります。
低粘度のオイルで価格が高めになり、1回のオイル交換料金は1,000円前後上乗せになります。
4.駐車場代
自宅敷地内に駐車できる場合は駐車場代はかかりません。
しかし、月極駐車場を利用する場合は駐車場代が必要です(一般的に都市部や駅に近いほど駐車場代は高くなります)。
駐車場代は住んでいる地域により大きく異なるため、開業前に地域の相場を調べてみてください。
リースならリース料+ガソリン代でOK
軽バンにかかる経費をおさえる場合も「中古車リース」がおすすめです。
一般的にリース代金には自賠責保険や税金がすべて含まれています。
そのため、月々にかかる経費はリース代+ガソリン代が中心になります。
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経費を抑えやすい項目は駐車場代
都市部でどうしても駐車場代が必要な場合、未舗装の駐車場を探すと安い駐車場が見つかる可能性があります。
軽自動車専用駐車場も安い価格設定です。
マンションやアパート内で駐車可能な場合、大家さんに交渉することで安くなるかもしれません。
駐車場代は毎月必ずかかる費用ですのでここを少しでも安く抑えることがポイントです。
【コラム】軽バンは車種によって燃費は異なるの?
軽バンの実燃費はMT車で14~16km/L、AT車で11~14m/Lです。
エブリイとハイゼットカーゴの場合ほとんど変わりありません。
乗り方次第と言えます。
しかし、エブリイに設定される自動クラッチの2ペダルMTである5AGSの場合、15km/Lの実燃費でAT車より良くなります。
N-VANは荷室が狭いですが、N-BOXと同様低燃費のエンジンを搭載しています。
CVT(AT)車は他の軽バンと実燃費は変わりありませんが、6MT車は20km/Lの低燃費も期待できます。
軽貨物運送業で経費として考えられる項目
経費とは軽貨物運送業を営むうえで使った費用です。
軽バンリース料や保険料、ガソリン代、備品、消耗品などすべて該当します。
軽バンを新車で購入、新しい中古車を購入している場合、減価償却費として車両代を経費計上する必要があります。
必ずお店で購入した商品のレシートは保管しておきましょう。
アスクルやモノタロウなど通販による備品や消耗品の調達で、1ヶ所に支払う費用をまとめることで処理がスムーズになります。
法人クレジットカードで備品を買うのも経費処理を楽にするコツです。
>>ガソリンをお得に給油できる特典のついて法人カードについては、こちら(外部サイトに飛びます)でより詳しく紹介しています。
【コラム】リース車なら開業時のリスクを抑えられます!
すでに軽配送業の経験があり、独立後もある程度仕事の目途がついている場合は開業によるリスクは少ないでしょう。
しかし、未経験で軽配送業デビューをする方にとっては「仕事を続けられるか」「車のローンを返済できるか」といった心配(リスク)が大きいです。
仕事が軌道に乗るまでは「短期契約できるリース会社の軽バンの利用」をおすすめします!
弊社の軽バンリースならよりリスクを下げられます
軽バンリース会社は多くありますが、実は「独立系の軽バンリース会社」は非常に少ないです。
リース車を利用している方でよくあるケースが「元請けさんから紹介された会社でリース契約を結んでいる」です。
このパターンでは元請けさんと揉めた・トラブルが起きてしまった時に、仕事は切られたのにリース契約だけが残ってしまう危険性があります。
その点、弊社(日本軽バンレンタリース株式会社)は独立系軽バンリース会社であるため、こういった心配はございません。
元請け先が変わろうとも引き続き安心してご利用いただけます。
【ポイント】
弊社では審査も独自でおこなっております。
審査に自信がない方もまずはぜひご相談ください。
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よくある質問
Q1:軽バンのカスタムは自力でもできますか?
A:荷室をフラットにする、荷室に電気を付けるなど簡易的なカスタムは自力でできる可能性が高いです。
インターネット上ではカスタム内容を公開した記事や動画があるため参考にしてみてください。
Q2:カスタム用品はどこで揃えればいいの?
A:Amazonでは車内のカスタムに使える商品も多く取り扱っています。
インターネットで購入してもいいですし、実際に実物を見て確かめたい方はホームセンターに行って確認するといいでしょう。
まとめ:開業資金はリース車両でなるべく抑えよう
開業費の大半を占めるのは車両代であり、リース車両を利用し開業費をおさえましょう。
中古車リースならリース料がお得です。
配送業務で月々にいくら費用がかかっているのか必ず把握しましょう。
仕事で購入した備品や消耗品のレシートや領収書は必ずまとめて保管し帳簿に記入してください。
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